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2012年08月08日

教育のあり方

どーも、沖縄SUNです。

はじめてこのブログを訪問された方は、こちらをどうぞ。
沖縄SUNとは


オリンピック、男子サッカーはメキシコに敗退したようですね。
3位決定戦に回ります。

高校総体男子ソフトボールは、
佐世保西が優勝。

長崎来ましたね。

春の選抜は大村工業が全国制覇。
高校総体は佐世保西が全国制覇。

大村工業の山口監督がおっしゃるには、
国体が控えているので、
ソフトボールも強化しているとのこと。

どの都道府県も
国体があると強化するのですが、
ここまで結果を残すことができるのは、
本当に素晴らしいことだと思います。

国体は大村工業と佐世保西が中心となって
チーム編成するのでしょうか。

楽しみです。




さて、久しぶりに教育について。

私がサドベリーを知るきっかけとなった、
元ソニーの天外さんのメールマガジンです。

親子の関係、雇い主と従業員の関係、
指導者と選手の関係について学びが得られると思います。

全文掲載しています。


天外レポートNo65 (2012年8月8日)





 意外と思われるかもしれませんが、企業の経営と
子育てとは多くの共通点があります。


 今回は、「経営者(親、教師)が従業員(子)に、
知らず知らずのうちにプレッシャーをかけ、その
抑圧の投影から、様々な問題行動に走る動機
が湧き上がってくる」という話題です。

 経営でも教育でもプレッシャーは、あまりにも
あたりまえであり、誰も疑問に思っていません。
 むしろ世の中は、それを当然のこととして、
いかに問題行動を防ぐかに心を砕いています。

 企業なら、モラルを高める教育をし、しっかりと
チェックできる体制を作り、不正を発見したら処罰
をする、というマネジメントがおこなわれています。
チェック体制は、経営全体の中でかなりのコストを
占めています。

 たとえば、出張旅費精算のチェックをするために
きわめて多くの経理部員の時間が費やされています。

 ところが、出張旅費精算のチェックなどのチェック体制
そのものが「抑圧」になっていることは誰も気づきません。
 従業員に対して「あなたを信頼していませんよ」という
露骨なメッセージになっており、従業員は無意識
のうちにプレッシャーを受けています。

 いまの一般的な企業経営は、ありとあらゆるところで
「不信頼」のメッセージを発信しており、 従業員に
すさまじい「抑圧」をかけています。それによる歪んだ
衝動を従業員は理性で抑え、会社は莫大な費用をかけて
不正をチェックしている、というマッチポンプの
喜劇的な構造になっています。

 この構造は、皆がやっているため誰も不思議に
思っていませんが、「抑圧」のない企業経営の例を
知れば納得していただけると思います。

 山田昭男さんが創業した未来工業では、従業員を
徹底的に信頼するかわりに、一切のチェック体制を排除
してしまいました。チェック体制がないので、不正が
あるか無いかはわからないのですが、大方の予想に
反してほとんど不正は行われていないようです。
 これに関しては後で述べます。

 さて、「上からの抑圧に対する憂さ晴らし」によって
問題行動を起こすのは、子どもの場合でも同じです。
 親や教師は、日常的にすさまじい抑圧を子どもに
与えているのですが、それに気付いている人はほとんど
いません。普通は、企業の場合と同じく、何が悪い事
かを教えて、それをしないように、という倫理教育を
行います。

 その倫理教育そのものが、また新たな「抑圧」に
なっています。

 「抑圧」につながる「しつけ」を極力避けて、子どもの
自主性を尊重すると、一定の年齢で自らの内側から
の倫理観をしっかり確立していくことを、多くの教育者が
発見しています。

 これは、山田昭男さんのマネジメントに通じるところが
ありそうです。

 「しつけ」による外側から強制された倫理観はもろく、
社会の上層部に上り詰めた人でも、ときにはとんでもない
悪事やスキャンダルにまみれることがあります。
それに対して、内側からの倫理観は、はるかにしっかり
強固に定着しています。

 拙著『「生きる力」の強い子を育てる』(飛鳥新社)では、
そういう教育をご紹介しました。

 一般に、経営者でも親でも教師でも、自分の言動が
従業員や子どもに「抑圧」を与えている事が自覚できて
いません。自覚するためには、かなり長期にわたって
自らと向き合う必要性があります。

 以下に示す例は、教育熱心で「サドベリースクール」
という、私が上記の本で紹介した自由な教育を実践して
いる学校に子どもを通わせている母親が、気づかぬうちに
子どもに「抑圧」を与えてしまい、それが原因で盗癖が
出てしまったというケースです。

 FB(フェースブック)で私と母親が簡単なやり取りを
した結果、盗癖はあっさり解消しました。

 天外塾にご参加いただいているその塾生(母親)から、
お子さんの盗癖についてご相談を受けたのですが、
お子さんは全寮制の「きのくに子どもの村」という
学校を希望していたのに、お母さんがさみしいという
理由で自宅から通える「東京サドベリー」にした
ということでした。

 ご本人の了承が得られましたので、FBでのやりとりを
そのまま掲載します。


 ①[天外]もしお子さんが希望しておられるなら、なるべく
それに沿う方がよいように思います。希望が聞き届けられないと
どこかで憂さを晴らします。それから、7歳ですと論理を
つかさどる脳がまだ発達していませんから、理屈を言っても
何の意味もありません。
もう少し情動に寄り添う工夫が出来るといいなあ

 ②[塾生] 天外さん、コメントありがとうございます。
情動に寄り添う工夫とは、ん〜、長女の気持ちを汲んで
あげる、という事でしょうか。例えば「ふーん、そうなんだ、
お金ほしいのね。」とその気持ちを認める、受け止める、
という感じですか?

 ③[天外] あまりテクニックに走らないでください。
マインドを開いて相手の情動を感じて同調する、と言う意味
です。なんか、働きかけよう、働きかけようとあせっており、
感じる事を忘れているんじゃないかな・・・そうだとすると、
娘さんはつらいよ。むしろ寮生活の方がいいかも・・・

 ④[塾生] そっか、感じるんですね。働きかけようとした
きらいは、確かにあります(>_<) 「マインドを開いて相手の
情動を感じて同調する」ですね。やってみます。
ありがとうございます。以前、なぜ寮生活がいいの?
と聞いたら、ママに怒られないから、と言っていました。
天外さんの読み、図星です…(。-_-。)

 ⑤[天外] 盗癖もおそらく、ママのプレッシャーが
抑圧されて投影しています。ただ、本人にはそれは
わかりませんから、問いただす事は絶対に避けて下さい。
寮に入ればあっという間に解消するでしょう。

 ⑥[塾生] ありがとうございます。昨晩は天外さんから
こんなコメントをいただいたよ、と家族(含長女)に
報告したところ、長女からは「今度ママが怒ったら
“てんげさん!”って言うからね」と言われ、
笑っちゃいました。
ところで、長女から電話があり、学校から自宅まで
徒歩で帰ってる、とのこと。バスで40分の道のり。
私は地図片手にナビ。ホントに歩いて帰ってこれるのか
〜( ̄◇ ̄;) と思いつつ「砧公園がなくなった」とか
「この道、環八でいいの?」とかかってくる電話に
必死で道順説明中。はぁ〜、何とか帰ってきてよぅ〜(T_T)
 ⑦[天外]すばらしいお嬢ちゃんだね。天外が応援している、
といってください。大丈夫、ちゃんと帰ってきますよ!

 サイコセラピー(心理療法)におなじみの方だったら、⑥の
時点で、お子さんの盗癖が解消している事がおわかり
いただけると思います。

 塾生(母親)には、それが読み解けなかったようなので、
以下に解説をします。

 普通なら、7歳の子どもは母親の傍にいたいものです。
それが、全寮制の学校に行きたいという希望をだしている
ということは、母親は大好きなんだけど逃れたい、という
気持ちがどこかに見え、私は「抑圧」がひどく、憂さ晴らしの
盗癖に発展してしまったと判断しました。

 そこで、①で「情動に寄り添う」というキーワードを投げ
かけてみました。案の定、帰ってきた反応②は、「働きかけよう」、
「なんとかしよう」、「コントロールしよう」という意図がとても
濃厚で、ちっとも「情動に寄り添っていない」事がよく
わかりました。

 ③では、「感じる事を忘れているんじゃない?」という
指摘を入れました。
 これは、経営者でも親でも教師でも、ほとんどの人に
あてはまります。頭でっかちで、論理的に考え過ぎ、
相手の情動に寄り添う事が出来ていないのです。

 天外塾で「天外さんのいう通りに従業員にまかせて
みたけど、さっぱりうまくいかなかった」という人は、
間違いなく「感じる」という事を忘れており、心の中は
「コントロール願望」で一杯です。
 つまり、まかせているつもりでも、明け渡していないので
ちっともまかせ切れていないのです。

 ドラッカーを勉強しておられる経営者は多いのですが、
ときには、むしろブルース・リーに耳を傾けて欲しいものです。


 ――Don’t Think.  Feel !――


 この塾生の場合には、母娘関係は「抑圧」があるにも
かかわらずとても良好で、しかもマインドがオープンだった
ので、私の指摘をそのまま娘さんに話しました。
 話すという行為は、「自分が娘にプレッシャーをかけていた」
という反省と告白を含んでいます。娘さんはそれを聞いて、
「抑圧とその憂さ晴らし」の回路を断ち切りました。

 バスで40分もかかる道のりを歩いて帰ってくるという
事は、娘さん自身の「解消の儀式」です。
私が、「大丈夫、ちゃんと帰ってきますよ!」と自信を
持って言っているのは、自ら進んで実行している「儀式」の
場合には、まず事故は起きないからです。

 ただし、解消のプロセスも、それを儀式として行動化した
事も無意識レベルの話であり、本人に聞いてもわかりません。
 外から観察して推定するだけです。論理的なプロセス
とはまったく違います。

 なお、このように「儀式」を実行する事は、解消を定着
させるために大切です。それがひとりでに出来たこの娘
さんは、精神が自立しており、発達がきわめて健全です。
「サドベリースクール」での教育がとてもうまく
いっているという事でしょう。

 企業経営でも、節目々々で「解消の儀式」を演出・実行
する事はマネジメントの重要な役割です。

山田昭男さんが創業した未来工業では、昼食の食券が
ありません。従業員は毎月自分が食べた分を自分で申告
します。山田さんは、「どうせお前らは泥棒だろうから、
どんどん少なめに申告すればいい」と言い放っています。

 ところが、給食会社の報告と従業員の自己申告は、毎月
ピッタリ一致している、ということです。
 経理も購買も出張旅費精算も、未来工業では一切チェック
のメカニズムがないので、もし不正をしたかったら、いくらでも
できます。たまたま食堂では給食会社からの報告があるので、
不正がないことが証明されていますが、他は不正があるか
ないかもわかりません。

 従業員にまったく「抑圧」を与えない経営をしている自信が
あれば、チェック機構は不要であり、莫大なコストを削減できます。
 これがまさしく「奇跡の経営」です。

 なお、山田昭男さんの特別セミナー3期生は、2013年4月―
6月に開講します(下記参照)。



 さて、以下はお知らせです。


1.現在募集中のセミナー

① ネッツトヨタ南国、横田英毅さんによる特別セミナー5期生
――「人が育つマネジメント」――
第1講2013年1月25日(金)
「一番大切なことは何か」
――成功する秘訣は問題を発見して解決すること――
第2講2013年2月22日(金)
「戦略としての人材開発」
――できない理由を探さない集団の実現に向けて――
第3講2013年3月22日(金)
「人が輝く人間性尊重の組織づくり」
――働く喜びと人間力――

②  未来工業の山田昭男さんの特別セミナー3期生
――「未来工業に学ぶ『 従業員が主役! 』のマネジメント」――
第1講 2013年4月26日(金)「ホウレンソウは糞喰らえ!」
第2講 2013年5月31日(金)「常に考える。なぜ!なぜ!なぜ」
第3講 2013年6月28日(金)「ケチケチ主義、でもドーンと気前よく!」


③ 天外塾は、2013年度前期生を募集中です。
日程は、2013年4月5日、5月17日、6月14日、7月12日、8月9日、9月13日の全6回(いずれも金曜日)。

④ 「フロー体験」に接地するためのインナーチャイルド・ワーク
第1講 2013年2月15日(金)(楽しい体験・つらい体験の瞑想)
第2講 2013年3月15日(金)(フォーカシング瞑想)
第3講 2013年4月19日(金)(インナーチャイルド・ワーク)
これは、「フロー」に入るための自己改造ワークです。「フロー経営」を実行したり指導したりするためには、まず自分自身がしっかりと「フロー体験」をしていなければいけません。しかしながら、多くの人が幼少期のつらい体験を通じて情動に蓋をしてしまい「フロー」に入れなくなっています。このワークショップは、幼児期に遡ってそれを解消します。

⑤ 親子の葛藤を解消するワーク
第1講 2013年5月24日(金)(親殺しの瞑想)
第2講 2013年6月21日(金)(感謝の瞑想)
第3講 2013年7月19日(金)(リバーシング・ワーク)
これ は、あらゆる人が抱えている「親子の葛藤」に対するアプローチです。後継者問題に悩んでおられる方にお薦めです。

⑥ 経営者のための運力強化ワーク
第1講 2013年9月20日(金)(「死」と直面するワーク)
第2講 2013年10月18日(金)(ハイア―セルフと出会うワーク)
第3講 2013年11月15日(金)(「感謝の祈り」のワーク)
これ は、去年から始めている「運力強化」のためのセミナーです。社内手続きのために「経営」という言葉を入れてくれ、というご要望が多かったので、タイトルを変えました。 名経営者と言われるような人は、往々にして大病を経験しています。それは偶然ではなく、大病により死と直面し「意識の変容」を起こすからです。 このワークショップは、大病にならずとも
同様な「意識の変容」へ向かう方向性を持っています。できれば毎年の受講をお薦めします。

④⑤⑥は、2009年以降の天外塾6回コースの卒業生のみが対象です。

 いずれも場所は東京、六本木の国際文化会館です。

上記、6つのセミナーの「お申込みフォーム」です。
http://www.officejk.jp/category/1327009.html


2.すでに満席のセミナー(キャンセル待ちは受け付けています)

① 瞑想のワークを中心とした「運力強化特別セミナー」の2期生
(こちらは2009年以降の天外塾6回コースの卒業生のみが対象です)。
日程は、2012年10月12日、11月9日、12月14日
の全3回(いずれも金曜日)。
② 天外塾、2012年度後期生。
日程は、2012年10月5日、11月2日、12月7日、
2013年1月11日、2月8日、3月8日の全6回(いずれも金曜日)

3.現在開講中のセミナー

① 天外塾(2012年度前期生)
  日程は、2012年4月20日、5月25日、6月22日、7月20日、
8月24日、9月21日の全6回(いずれも金曜日)。

②札幌天外塾
  日程は、 2012年4月7日、5月11日、6月8日、7月6日、
8月3日、9月7日(いずれも金曜日)

③ ネッツトヨタ南国の横田英毅さんの特別セミナー4期生
  日程は、2012年7月27日、8月31日、9月28日
の全3回(いずれも金曜日)

天外塾の詳細、お問合せは下記。
http://www.officejk.jp/
officejk@onyx.ocn.ne.jp


4.天外伺朗の講演会
① 教育関連の講演会(本田健氏とのジョイント)
「生きる力」
8月26日(日)13時
東京都目黒区
http://ikiru-chikara.jp/
info@ikiru-chikara.jp

② UIゼンセン同盟
「燃える集団の奇跡」
8月29日(水)
水道橋ドームホテル

③ 船井幸雄オープンワールド
「GDPからGNHへ」
9月23日(日)13時50分
パシフィコ横浜国立大ホール
www.ningenclub.jp/fyow/


④ 日本パーソナル学界 第10回大会
「死と直面―その手段と意味と効果」
10月7日(日)15時45分
日本大学文理学部 百周年記念館
(東京・桜上水)
http://transpersonal.jp/archives/2889

⑤ 盛和塾名古屋
10月26日

⑥ホロトロピック・ネットワーク関連のイベントが二つあります。
▼10月21日(日)
ホロトロピック・ワールドin大阪
場所:大阪産業創造会館
▼11月18日(日)
ホロトロピックワールドin養老
場所:船戸クリニック
帯津良一医師,昇幹夫医師とのジョイント講演会
http://www.holotropic-net.org/
info@holotropic-net.org/
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

以上


 天外伺朗

(どうぞご自由に転送、引用して下さい)
http://www.officejk.jp
officejk@onyx.ocn.ne.jp





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Posted by 沖縄SUN at 11:54 │雑談